1947-07-31 第1回国会 衆議院 司法委員会 第9号 新憲法におきましては、特に堕胎を認めなければならぬという趣旨は一つもないように見受けられまするので、昨年の司法法制審議會におきましても、堕胎罪の存置と、新憲法の施行に伴つて堕胎罪をいかにするかという問題は別に起きなかつたのであります。また司法當局といたしましても、今日堕胎罪を急に刑法から削除しなければならぬという理由も認めませんので、ついにこの點には改正案で觸れなかつたのであります。 佐藤藤佐